2009/01/10実施 ノン・ライツ 標準レンズ 開放/f8比較
(2009/01/10 Non-Leitz Standrd Lens Test - full aperture/f8)

All photos are taken by the modified Leica M8
(each 2nd photo are enlarged part of the left picture)
上段:開放、下段:f8
Upper:full aperture, Lower:f8
@Angenieux 50mmf1.5 S21
ASOM Berthiot Flor 55mmf1.5
BAstro Berlin Pan Tacher 50mmf1.8
CDallmeyer Super Six 50mmf1.9
DRoss Xtralux 2inch f2.0
ESOM Berthiot Flor 50mmf3.5
参考 Leitz Summilux and Summar
FLeitz Summilux 50mmf1.4
GLeitz Rigid Summar 50mm f2.0
評価
 @どれも癖玉ですね。ただ、今回はKino-Plasmat系が入っておりませんので、明確に非点収差によると思われるぐるぐるは見られません。
 Aまず、無限遠で撮影したロンドン・メイフェア地区の街並みですが、かなり強い日光が当たっていましたので、レンズによってはフレアを生じているものがいくつかあります。
   一方で球面収差によるものと思われる滲み・ボケも拡大画像の遠景部分には出ており、SOM Berthiotのf1.5、Astro Berlin、はそれなりに目立ちます。angenieux S21とSuper Six一見そのようにも見えますが、手前の看板は文字が判読できるくらい解像しており、収差よりフレアの影響が強いようです。Summarも同様の傾向です。Ross XtraluxとSummiluxは見事に解像しています。
 B次のクリスマスツリーの電球では各レンズの2線ボケ傾向の有無がよくわかります。街並み画像で解像が高かったレンズに過剰補正と思われるその傾向が見られるようですが、あまり強く出ているレンズはありません。最周辺も口径食と思われる変形はありますが、非点収差によるものは少ないです。個人的にはSOM Berthiot 55mmかangenieux S21の様な描写が好みです。
  リファレンスのSummiluxは両面で優れた性能を示しています。
 C最後のバラの映像のボケは良し悪しではなく、「好み」の問題ですね。ざわざわっとしたボケ、落ち着いた感じのボケなどありまずが、私はかなりざわざわが好きですので、今回のレンズ群では多少物足りなさが残ってしまいます。この中ではSOM Berthiot f1.5、Super-SIx,Rossのものが好みです。