De Oude Delft Rayxar 50mm f0.75

Lens Data

Lens Unit

Lens Photo

発売:X線撮影用と思われる。
撮影距離:約2m固定
重さ:不明
フィルター:市販のもので合う物はなく、77mmをテープで仮着。

吉田正太郎氏「写真レンズの科学」より引用。原典はf0.7であるが、このf0.75もレンズ形状からほぼ同様の構成と思われる。

Lens Impression
オリジナルのレンズのバックフォーカスは「約1-2mm」しかありません。しかもこのレンズには絞りも、ヘリコイドもありません。
レンズ構成図を見てもわかるようにレンズ後部はかなり細くなっており、もしかしたらライカマウントの内側にうまく入るかという期待を持たせてくれます。しかしそのままではとてもCCD面直前にレンズ後部を持ってくるほどの出っ張りではありません。さらに後部ふくらみ部分には、M8用のマウントを追加しなければいけませんので、とても不可能と諦めておりました。しかしなんとか最低限の撮影は不可能なものかと、「困った時の宮崎頼み」ということで、いつもの通り、MS Optical R&Dの宮崎さんに相談すると、「確約はできないけれど、できるだけのことはしてみる」ということでした。
そして出来上がってきたのが、このレンズです。
レンズ鏡胴後部の膨らんだ部分をレンズガラス自体に接触する直前までぎりぎりに削りこみ、見事にMマウントを装着されています。レンズ後部から第3群の大型レンズまでの距離が短ければ接写専用になるだろうと覚悟はしておりましたが、宮崎さんの技術力により、ほぼ2mでピントが来るところまで改良していただきました(固定焦点)。

2008
Hydepark Christmas Market
(ハイドパーク
クリスマスマーケット)
「絞りなし、開放0.75のみ、2m固定、露出計作動せず」のシビアなコンディションのレンズで、子供のスナップに挑戦しました。すべて目測です。結果は、、、なんとも素晴らしい描写が浮かび上がってきました。もちろんまぐれの部分は多々ありますが、これだけの柔らかくて温かみのある画像を楽しませてくれるのであれば、無理やりにレンズ改造を行った甲斐があります。
2008
Test
(試写)
とりあえず試写して見ました。まずレンズ後部がCCD直前まで迫っておりますので、M8の画面全体はカバーできません。作例の2枚目がオリジナルの全画面映像です。それ以外の作例は周辺を2割くらいカットしています。
予想通りかなりソフトな描写で、ピント部分にもかなりの滲みが出るようです。周辺部分のボケにぐるぐるなど著しい「癖」はないように思えますが、非点収差、コマ収差らしきものは相当にあるようです。カット対称となる最周辺部には放射状の非点収差もかなり強くでているようです。ピント部分の球面収差とあわせ、やはりかなりの滲み玉ですね。この部分はもう少し作例が必要です。

Photos with Delft Rayxar 50mm f0.75

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