(each 2nd photo are enlarged part of the left picture) |
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@Speed Anastigmat 15mm f1.5 |
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ASpeed Anastigmat 25mmf1.5
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B1 inch f0.99 |
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CKinematograph 2 inch f1.9 |
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DSuper-Six 2 inch f1.9 |
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E参考
Ross Xtralix 2 inch f2.0 |
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評価
@周辺に非点収差による「ぐるぐる」が強く表れるのは「Speed Anastigmat 25mmf1.5」と「Dallmeyer 1 inch
f0.99」で、両者の間ではf0.99の方がその傾向が強い。Speed AnastigmatはHugo MeyerのKino-Plasmatとレンズ構成が同じであることが判明しているが、f0.99については未だ謎である。
A「Speed Anastigmat 15mmf1.5」は、25mmとは異なった描写で、非点収差よりは、コマ収差が強く見られる。これは、同じくシネレンズのKino-Plasmat
25mmf1.5でも個体によっては同様の傾向のものがある。
B「kinematograph 2inch f1.9」は、ボケにもほとんど輪郭らしきものが表れない非常に優秀なレンズである。市場にあまり出てこないレンズであるが、なぜこのような優れたレンズがあまり量産されなかったのか理解できない。
CライカM8で撮影した「Super-Six」「Ross Xtralux」では、まずRossのクリアな描写が目を引く。立体感も優れているようだ。一方ボケには2線傾向があり、それはSuper-Sixより強い。Super-SixはRossに比べると収差が目立つレンズである。周辺部分には弱い非点収差と僅かなコマ収差も観察される。光線もフレアがややかかり、典型的なオールド滲みレンズといえるであろう。 |
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