|
|
Y/C Planar 50mm f1.4(極初期581万番) |
Contarex Planar 55mm f1.4 |
Summilux R 50mm f1.4 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
画像@
photo @ |
開放全体画像
Full Aperture |
|
|
|
拡大画像
Partial Enlargement |
|
|
|
全体画像では、3本とも非常に良く似た画像となっています。さすがにいずれも変形ダブルガウス型の代表レンズ。
拡大画像で見ますと、そこでは各々の周辺部のボケ特性が表れ始めていますね。
@Y/Cプラナー50mmf1.4
ピント部分は非常にシャープ。ボケは中程度に輪郭のある2線ボケを示します。外縁部ではわずかに画像の流れが見られ、収差の残存が伺えます。
Aコンタレックス用プラナー
開放ではピント部分にわずかにフレアが乗ります。ポートレートでは肌を綺麗に描写してくれそうに思えます。
その分、ボケは柔らかく、3本の中では最も2線ボケの傾向が弱い美しいボケを示します。
BズミルックスR
ピント部分は非常にシャープです。ボケはY/Cプラナーよりもわずかに強めの2線ボケで、3本の中では最も硬い描写になります。
ただし、周辺部にも画像の流れは無く、きつめの補正が効いていると思われます。
|
画像A
photo A |
開放全体画像
Full Aperture |
|
|
|
拡大画像
Partial Enlargement |
|
|
|
この作例では、ピント部分の描写と、ハイライトのフレアを確認してみます。
@ピント部分はどれもシャープですが、細かく見ると、ズミルックスRがわずかに切れが強いようです。
Aハイライトのフレアは、コンタレックス用プラナーが最も強く出ます。
B同じ色温度で撮影していますが、両方のプラナーがやや黄色気味に発色するのに対し、ズミルックスはやや青が強くでます。
この結果は、かつてカメラ雑誌でプラナー・ズミルックス比較が行われたときと同じ色傾向ですので、メーカーの特性ともいえます。
. |
画像B
photo B
|
開放全体画像
Full Aperture |
|
|
|
拡大画像
Partial Enlargement |
|
|
|
画像@と同じ描写の傾向が確認できると思います。
この被写体ですと、ズミルックスの青傾向が綺麗に見えますが、人物被写体などでは一概に言えません。
|
画像C
photo C |
開放全体画像
Full Aperture |
|
|
|
拡大画像
Partial Enlargement |
|
|
|
わずかに焦点距離が長いコンタレックス用プラナーが立体感が立体感を強く感じさせてくれますが、どれも端正で類似した描写です。
画像の傾向は画像@の評価と同じです。
総合すると、
@切れの良い画像を求めるなら、ズミルックスR
Aポートレートなど少し柔らかめだが、抜けの良い立体的画像を求めるなら、コンタレックス用プラナー
B汎用的に両方の特性を適度に求めるなら、Y/Cプラナー
というように思えました。
|
|