Lens Impression
第二次大戦後、レンズメーカー各社は3群4枚のテッサー型のレンズを次々に発売しました。日本でも多くのメーカーが35mmf3.5というスペックのレンズを作っています。
今回のアンジェニューのレンズも3群4枚のテッサー型のレンズです。最短1m。
非常に小型のレンズで、アンジェニューの中では最も小さいと言ってよいと思います。特にライカLマウントのレンズは、重量がなんと60グラムしかありません。アンジェニューどころか、いままで接してきたレンズの中でも最軽量のレンズと言えるかもしれません。
コンタックスRFマウントのものは約3倍の重量があります。使い勝手はコンタックスRFマウントのほうが指になじむ感じがしますが、持ち運びではライカLマウントが最強。
ただ、ライカLマウントの絞り環は非常に軽いテンションで、撮影中にすぐに動いてしまうので、要注意です。
これらの他に、アルパスモールマウントがあるようですが、今まで見たことがありません。
描写は、他のメーカーの同スペックのレンズと比較すると、かなり柔らかい写りだと思います。
保有しているコンタックスRFマウントの個体はレンズに少しクモリがあるのですが、その滲みが加わった描写も悪いありません。
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