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Som Berthiot Paris Cinor 25mm f0.95

Lens Data

Lens Unit

Lens Photo

N.A.

Lens Impression

Flor55mmf1.5を購入した際にいただいたクレジットで手元に来たこのCマウントのCinor 25mmf0.95。
「改造Lumix G1」に装着すると、サイズと言い、色合い風格と言い、ピタリと決まります。ただし、残念なことに、ピントが最大3m程度までしか合わせることができません。しばらくこの状態で使い続けましたが、GF1では無限遠までピントがくるようになりました。

MS-OPTICALさんの計測によると、球面収差は周辺で大幅な過剰補正であり、タイプとしては、ライツのタンバールに近い補正度合いのようです。実写では焦点距離が短いので、タンバールほどの特徴あるボケ味には見えませんが、開放の周辺のボケの形はタンバールを彷彿とさせます。ピント部分はクリアで、ハイライトにはハロが乗る、そして周辺は独特な過剰補正のボケ味というとても魅力的な描写です。

I got this rare lens without charge when I bought Som Berthiot 55mm f1.5.
This lens fits on the modified Lumix G1, but unfortunately the max focus distance was limited at 3m. I have been using on this condition for a certain period, but when I changed the Camera body to Lumix GF1, it became to make focus till infinity.

In accordance to the mesurement by M&S Optical , spherical aberration is much over-correction like Leitz Thambar 90mmf2.2.
I seems such similarity in the real picture at a glance, but I could find the taste of thambar bokeh in detail.
The description of fucused area is sharp with moderate halo on highlight part and enjoyable taste of bokeh by over-correction..

Photos with Som Berthiot 25mm

Comment
2019
Yanaka
(谷中2)
by Olympus OM-D E-M5
梅雨入り前の暑い日に、続けて谷中を散策しました。下段を合わせてご覧ください。

カメラを新しくオリンパスのOM-D E-M5に変更しましたが、なんといってもEVFが格段に大きく見え、とても使いやすいです。選定に当たっては大手量販店ですべてのマイクロ4/3カメラを確認し、この機種にしました。中古価格が非常にこなれていることも大きな考慮点になりました。

レンズの描写は相変わらずとても楽しいものでした。
Cマウント大口径レンズにはよく見られる大きなたる型の歪曲収差は、今回のような建物の被写体には厳しいので、撮影後にソフトで修正しています。ところどころその印象が残ってますね。
もう一つの特徴は球面収差および強めのコマ収差による全体的なソフト感と、ボケの流れですが、さすがはベルチオのレンズだけあって、ボケの乱れに嫌味がないです。オールドレンズファンにとっては、とても楽しめる描写だと思います。
2019
Yanaka
(谷中1)
by Olympus OM-D E-M5
上記参照。
2014
Cherry blossoms at Shinagawa Kaijo Park
(品川海上公園の桜)
by Lumix GF1
 

桜が開くと天候が崩れることが多いような気もしますが、この日はとても穏やかで春らしい雰囲気を撮影することができたようです。
短い時間でしたが、撮影を楽しむことができました。

I think I face the rough weather often after cherry blossom blooms, but this time, I could take photos under such tender spring atmosphere.
It was a short time, but I enjoyed so much.

2009
Flowers
(花たち)
by Lumix G1

朝のジョギングの際に片手にLUMIX G1を持って公園の花壇に行ってきました。タンバールタイプの過剰補正レンズの特徴がよく出ています。後ボケにはぐるぐるが無い代わりに、かなりの2線ボケが見られます。一方で、ピント部分はかなりクリアに描写されており、また、前ボケは柔らかい素直なボケ味が出ているようです。

2008
Hydepark
(ハイドパーク)
by Lumix G1

やはり最大撮影距離にこれだけの制約があると、かなり使いにくいものですね。
1枚目に見ていただけるように、ピント部分はきわめてシャープです。一方、その他の写真に顕著なように周辺は大きなコマ収差が残っており、さらにそれなりのぐるぐるが見られます。
この中心と周辺の格差は、まさに私の趣味ですね。距離の問題が解決できれば、ぜひ愛用したい逸品だと思います。